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水虫っぽいけど実は違う!汗疱性湿疹について

2020年02月17日

水虫っぽい症状や特徴を持っていて、でも水虫とは違う病気というのはさまざまあります。だからこそまずは病院で病名を特定してもらうのが一番なのです。違う病気なのですから白癬菌は関係していません。たとえ抗真菌薬を使っても治ることは無く、その間に白癬菌は増殖して行く一方です。むしろ皮膚を傷つけて悪化させないとも限らず危険なことなのです。

汗疱性湿疹も水ぶくれが出たりかゆみがあったりといった特徴は正に水虫そのもの、特に足のフチに出来ることの多い足白癬の種類・小水疱型に似通っています。でもそれは汗が原因で起こっている症状なのです。白癬菌が好む高温多湿環境には夏の時期になりやすいですが、その時期には汗もかきやすいことから皮膚の様々な疾患は起こりやすいようです。様々な菌も元気に活動を始めてしまいます。

汗疱性湿疹は足の裏だけでなく手のひらや指の横にも出来ることがあります。数ミリ程度の水ぶくれがたくさん並んででき、合わさることで大きな水泡となるところなども似ているでしょう。初めのうちはかゆみやピリピリ感があるのですが、数日経つと水泡が破れてジュクジュクになり皮がむけて湿疹になります。

似ている病気ですが、抗真菌剤のみが治療薬となる水虫と違い様々な薬を使うこととなるでしょう。たとえばボロボロに皮がむけた湿疹状態は皮膚が炎症を起こしているのです。炎症を抑えるためのステロイド軟膏が使われることとなるでしょう。汗が原因の汗疱性湿疹、多汗症ゆえに起こっているのならば塩化アルミニウム溶液を塗ることで汗止めすることもあります。皮が分厚くなっているのなら尿素軟膏で硬い角質を柔らかくしてやります。

金属アレルギーから起こっていることもあるので、その際はパッチテストで金属を特定するようにします。ニッケルが関係することが多いものの、それだけとは限りません。食べ物や飲み水に含まれた金属・歯の治療で使われた金属が関係していることもあり、それを取り除いてやらねばならないのです。化粧品に含まれている化学物質にアレルギー反応が起こったことで症状が出ていることもあります。そうなるとその化粧品の使用は止めねばならないでしょう。

症状がそっくりで皮膚科の医師でも違いを見分けるのは困難な汗疱性湿疹、顕微鏡で患部を観察することで白癬菌が存在しているかどうかを調べようやく病名が分かるほどです。菌があったならばすぐに抗真菌薬での治療を開始、そしてそうでなければまた違った方法をとなりますが、いずれも皮膚科にての対処が可能なので、もしかしてと思ったらまずは病院に行くようにしましょう。

その他にも様々な似た病気というのはあるので、市販薬をすぐに買ってくるのは誤ったやり方と言えます。お金も時間も無駄にしないことです。少しでも肌トラブルを防ぐためには、日頃から汗をかいたらすぐに対処出来るように、替えの靴下や抗菌シート・抗菌スプレーなどを手元に置いておくことです。